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「被写体とシンクロ」 郡山で平間至展、自ら作品解説

07/07 09:20

ギャラリートークで自身の作品を解説した平間さん(左)

 ミュージシャンを撮影した躍動感のある作品で知られる写真家平間至さんの作品展「平間至展 写真のうた フォトソングス」は6日、郡山市立美術館で始まった。8月25日まで。

 平間さんは宮城県塩釜市出身。郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが手がけているタワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC,NO LIFE.」のポスターをはじめ、音楽雑誌やCDジャケットなどを多数撮影している。実家が写真館だったため、東日本大震災後は東京で写真館を開設し人々の記憶を写真でつなぐ活動にも取り組んでいる。

 今回は忌野清志郎さんや安室奈美恵さんらミュージシャンの写真のほか、ダンサー田中泯(みん)さんを撮影したシリーズ、震災後に実家で撮影した写真など約300点が展示されている。

 初日はギャラリートークが行われ、平間さんが撮影時の思いや自分の作品の特徴を解説した。写真の中で動きを捉えるために「自分も動き、踊り、ジャンプする。被写体と動きと気持ちをシンクロさせ、自分を解放させていく」と語った。

 一般千円、大学・高校生、65歳以上700円。中学生以下と障害者手帳を持っている人は無料。月曜日休館(15日と8月12日は開館し、翌火曜日休館)。問い合わせは同館(電話024・956・2200)へ。

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