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再エネ人材の育成へアカデミー浜に設備 福島県、発電装置など

07/15 03:02

テープカットする松本部長(中央)ら

 県は、南相馬市の県立テクノアカデミー浜に再生可能エネルギー発電設備や蓄電池設備などを設置した。発電から電気の利用、蓄電など再生エネのマネジメント技術に関する講義に活用して「再エネ先駆けの地」を支える人材育成の強化につなげる。11日、同校で運転開始式を行った。

 最大出力160キロワットの太陽光発電設備と約20キロワットの風力発電設備1基、蓄電池、水を電気分解して水素を取り出す水電解装置を新たに設置し、6月から運転している。実践的な教育を行うための教材としてロボット・環境エネルギーシステム学科のカリキュラムに講義を組み込み、設備の構造をはじめ、エネルギーの創出から蓄電、利用までの一貫したマネジメントの教育に取り組む。

 県によると、年間発電量は同校の年間使用量の半分程度に相当し、非常用電源としての活用も見据えているという。自動制御システムもあり、再生エネの効率的な使い方も学ぶ。

 式では、県商工労働部の松本雅昭部長が「設備を使った実践的な教育により、人材育成を図りたい」とあいさつし、関係者とテープカットした。


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