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強制わいせつ致傷、伊達の男に有罪判決 保護観察付き、福島地裁

07/18 08:10

 福島県田村市の路上で2020年11月、少女=当時(17)=にわいせつな行為をしてけがを負わせたなどとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた被告の伊達市、無職の男(39)の裁判員裁判判決公判が17日、福島地裁で開かれ、島田環裁判長は懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 島田裁判長は判決理由で、被告がストレス解消を図り、性欲を満たすため、夜間に被害者を尾行して行為に及んでおり「被害者の精神的苦痛は大きく、計画的で悪質」と指摘。一方、一部の被害者と示談が成立したことや、実社会で再犯防止に努めることが適当だとして、執行猶予と保護観察を付けた。

 判決によると、被告は2020年11月13日午後10時55分ごろ、田村市の路上で少女にわいせつな行為をして通院約2カ月のけがを負わせたほか、昨年1月31日には伊達市の路上で女性=当時(20)=にわいせつな行為をした。

 同8月1、3の両日には同市で女性方のベランダに侵入した。


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