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若者が企業の悩み解決へ 8月24日に「コープタッチ」、福島県内初開催

07/21 12:10

 福島民友新聞社と教育事業を手がける「Unpacked(アンパックド)」(東京都)、浜通りの広域連携団体「HAMADOORI13(浜通りサーティーン)」は、18歳以下の若者が企業の抱える課題の解決策を考えるプログラム「Corp Touch(コープタッチ)」を県内で初めて開催する。地域経済を支える地元事業者のさらなる発展を後押しすることに加え、世代を超えて社会をより良くするアイデアを出し合う環境づくりを目指す。 

 コープタッチは、アンパックドが考案した、若い世代の感覚を取り入れる意識を持った企業と、社会課題の解決に意欲のある中高生を結び付けたプログラム。仕組みは【図】の通り。企業の担当者と中高生、ファシリテーターらが一つのチームとなり、議論を通じて課題の解決策を見いだす。これまでに東京都や大阪府など全国5カ所で延べ14回開かれている。

 アンパックドによると、参加した中高生からは「企業の方と同じ立場で課題に取り組むことができた」などの声が寄せられているという。

 福島民友新聞社と浜通りサーティーンは、浜通りを若い世代が積極的に挑戦していく地域にしていく上で有効な取り組みとし、3者での共催を決めた。

 コープタッチは8月24日午後1時半から、いわき市のラトブ内いわき産業創造館で開かれる。参加企業は現在のところ、建設・運送業の丸東(富岡町)、建設業のエイブル(広野町)、糸をより合わせた撚糸(ねんし)の製造・タオル販売の浅野撚糸双葉事業所(双葉町)、ビルメンテナンスサービスの八島総合サービス(富岡町)、福島民友新聞社の5社となっている。

 中高生30人程度を募集

 中高生は30人程度を定員とし、主に浜通りの学校から参加を募る。申し込みは8月21日まで。希望者は応募フォームから申し込む。アンパックドの小嶋彗史社長は「18歳以下の声は、生徒や学生が思っている以上に価値がある。企業へ当事者の声としてアドバイスする経験を通じて、キャリア形成の第一歩にしてほしい」と語る。問い合わせは福島民友新聞社企画推進部(電話024・523・1459、平日午前10時~午後5時)へ。

 >>>応募フォームはこちら

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