南会津町の国指定重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」は23日、同町田島地域の中心市街地で「七行器(ななほかい)行列」が繰り広げられた。色鮮やかな花嫁衣装の女性らが練り歩き、華やかな雰囲気を演出した。
行列は七つの器にお神酒や赤飯、サバを盛り収め、神前に献上する神事。今年の祭りを仕切る西町上組お党屋組を午前7時半ごろに出発した。花嫁姿の女性や、裃(かみしも)姿の男性らが列を作り、田出宇賀、熊野両神社まで約1時間かけて練り歩いた。祭りの最終日を迎える24日は、午後1時から神社神楽殿で太々御神楽(だいだいおかぐら)が奉奏される。