県が最高品質のモモを皇室や宮家に贈る「献上桃」の選果・箱詰め式が22日、桑折町のJAふくしま未来桑折支店で行われた。町産が献上桃に選ばれるのは1994年から31年連続。
主力品種「あかつき」のうち、光センサー選果機で糖度や大きさ、着色で選別した600個から、県職員やJA営農指導員らが一つ一つ厳選し、180個を箱詰めした。
同JAによると、今年は病害虫や自然災害の被害もなく、順調に生育。適度な降雨と高温により、玉張りや糖度とも良好で、今月20日から収穫の最盛期に入っているという。数又清市組合長は「31年連続で献上でき、産地として光栄。一層の産地の飛躍につなげたい」と話した。
県などによると、献上桃は23日に発送され、同日中に届けられる予定。