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「シリアル×福島県産牛乳」お薦めレシピ カルビー考案、配布へ

07/26 07:18

お薦めの食べ合わせをまとめたチラシ(右下)

 菓子大手のカルビー(東京都)は、同社のシリアルと福島県産牛乳6種類のお薦めの食べ合わせを考案した。県民の適切な食塩摂取や牛乳・乳製品の消費拡大につなげるのが狙いで、考案した食べ方や栄養素をまとめたチラシを公共施設やスーパーで配る。福島市で27日に開かれる「ふくしま花火大会2024」でブースを出展し、試食会を開く。

 全国規模で事業を展開する企業と県が連携して情報発信に取り組む「企業連携プロジェクト」の一環。厚生労働省の2016年の調査では県民の1日当たりの食塩摂取量が男女ともに全国ワースト2位で、食生活の改善が課題となっている。さらに物価高騰の影響で牛乳・乳製品の消費が減少している状況を踏まえ、カルビーや県などが連携し、課題解決へお薦めの食べ合わせを生み出した。

 カルビーの伊藤秀二相談役と県牛乳普及協会の鈴木伸洋副会長が25日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事にプロジェクトの成果を報告した。伊藤相談役は牛乳200ミリリットルと「フルグラ(R)」1食分の食塩相当量は0・5グラムで、和食や洋食と比較して食塩摂取量を抑えられる効果があるとし「牛乳の消費量が伸び悩んでいるので、健康問題と一緒に解決したい」と強調。内堀知事は「おいしく手軽に健康になれる、いいアイデアだ」と県民への周知に意欲を見せた。


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