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聖光学院、きょう鶴岡東戦 エース高野「直球に手応え」

08/11 08:10

斎藤監督が見守る中、ブルペンで投球する高野(右)=兵庫県西宮市

 第106回全国高校野球選手権大会に福島県代表として出場する聖光学院は大会第5日の11日、1回戦第2試合で鶴岡東(山形)と対戦する。試合は午前10時35分開始予定。初戦を前に主将の佐藤羅天(らま)(3年)は「気持ちでぶつかっていく。全員の魂を結集させてやりきる」、斎藤智也監督は「バッテリーが鍵になる。終盤勝負に持ち込んで初戦を制したい」と闘志を燃やした。

 聖光学院ナインは10日、兵庫県西宮市の球場で最終調整に当たった。投内連係を行った後、野手陣がフリー打撃、投手陣がブルペンで投球練習に臨んだ。

 エース高野結羽(ゆう)(3年)は投内連係で守備の動きを確認した後、ブルペンで捕手を座らせて約40球を投げ込んだ。「直球の威力や伸びに手応えがある。緊張はしていない」と自信に満ちた表情だった。後ろで投球を見守った斎藤監督も「(現地入り後は)投球にぶれがない。自分の力を発揮できるようになっている」とうなずいた。

 変化球に設定した打撃マシンなどで打撃の感覚を確認した野手陣。福島大会では打率1割台と振るわなかった竹田一遥(3年)は徐々に調子を上げており、快音を響かせた。「先頭打者として相手にプレッシャーを与えたい。初球からバット振っていく」とリードオフマンの役割を全うする決意を示した。

 聖光-鶴岡東の見どころ

 聖光学院はエース高野結羽(3年)と右腕古宇田烈(同)の出来が鍵を握る。両右腕とも最速145キロの直球が武器。高野は変化球の精度も高い。攻撃は犠打や足を絡めた1点をもぎ取る野球が特長で、福島大会は27犠打10盗塁を決めた。菊地政善(2年)、志田隆之助(3年)ら中軸の得点圏での一打に期待したい。

 鶴岡東はU―18(18歳以下)日本代表候補合宿に参加したエース桜井椿稀(つばき、3年)の制球力が光る。打線では4番を担い、投打でチームを引っ張る。投手陣は2年生左腕杉浦朔らが控え、多彩だ。打線は日下心(3年、二本松三中卒)ら山形大会で打率3割超を記録した打者が中軸に並ぶ。

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