• X
  • facebook
  • line

故人をしのぶ、6000個の明かり 福島とうろう流し花火大会

08/21 08:30

川岸に灯籠を並べ、先祖や震災犠牲者の霊を慰めた「福島とうろう流し花火大会」=20日午後、福島市・阿武隈川河畔

 福島県福島市の夏の風物詩「福島とうろう流し花火大会」は20日、県庁裏の阿武隈川河畔で開かれた。訪れた人が故人の冥福を祈り、川岸に並べた約6000個の灯籠の明かりに手を合わせた。

 福島とうろう流し発興会の主催、福島青年会議所の共催。台風7号の接近に伴い17日から延期して開催した。川岸の灯籠のほか、水溶性の紙でできた灯籠約200個を川に流し、先人への思いを重ねた。約1000発の花火も打ち上げられた。

 家族と一緒に訪れた福島市の主婦佐藤幸子さん(64)は、1年のうちに亡くなったという両親と夫の両親の4人を思い「どうか安らかに、あちらでも仲良くしてほしい」と話した。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line