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福島県舞台のSF青春映画を製作へ 「海猿」など手がけた安藤親広氏

08/21 09:20

 映画「海猿」や「ALWAYS三丁目の夕日」のシリーズを手がけた安藤親広(ちかひろ)プロデューサーが20日、福島県庁で記者会見し、福島、須賀川両市を主要舞台に映画「ひかりのまち」を製作すると発表した。来年秋に撮影を始め、2026年の全国公開を目指す。

 主人公は福島市飯野町のUFOふれあい館でアルバイトをする女子高校生。自称宇宙人の転校生から「星に帰るのを手伝ってほしい」と頼まれ、関わりを通じて恋に落ちるSF青春映画だ。表題は須賀川市の晩秋の風物詩「松明(たいまつ)あかし」に着想を得たという。

 安藤氏は映像制作会社ロボットでプロデュース業務に長年携わり、他に「永遠の0(ゼロ)」「踊る大捜査線 THE MOVIE」などの話題作も手がけた。3年前に同館の存在を知り、SF映画の製作を決めたという。監督・脚本はロボット所属の松本千晶氏が務める。

 主役級の出演者は来年前半にオーディションで決める。3部作の1作品目と位置付け、浜通りと会津を舞台にした2、3作品目も30年ごろまでに順次製作・公開する構想だ。安藤氏は「福島には町並みや自然など、すてきな魅力がたくさんある。笑えて明るく前向きな映画を作りたい」と語った。

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