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全国の高校生、福島県産品使い調理 スイーツ甲子園チャレンジカップ

08/21 08:45

最優秀賞に選ばれた高校生と4町の首長、シェフら
決勝大会に臨んだあさか開成高の加茂さん(右)と三浦さん

 福島県産品を使ったスイーツで本県復興を応援する大会「スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップ」は20日、Jヴィレッジで決勝大会が開かれた。大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモ、広野町のバナナを食材に使い、全国の高校生がスイーツの出来栄えを競った。

 4町の農産品の魅力を発信し、生産拡大や風評払拭を目指して昨年から実施。各町の食材の4部門に全国の110校から721組が応募した。書類審査を経て各部門3組ずつが決勝大会に出場し調理。一流シェフらが試食審査を行った。各部門で最優秀賞を決めて4町の町長らが表彰した。

 サツマイモ部門には県勢で唯一、あさか開成高の加茂心結(こころ)さん(3年)、三浦聖央(せな)さん(2年)のいとこ同士が出場しプチシュークリームを調理した。最優秀賞は逃したが、加茂さんは「今までで一番見栄えが良くできた。将来はパティシエールになって自分の店を持ちたい」と語った。

 各部門の最優秀者とシェフがコラボスイーツを開発する。来年2月に東京・代々木公園で開かれるイベント「ふくしまスイーツフェスティバル」で販売される。

 最優秀賞次の通り。

 キウイ部門=佐藤玲奈(神奈川・湘南高)▽パッションフルーツ部門=本田美月・坂越椿姫(熊本・慶誠高)▽サツマイモ部門=浜部ゆら・野元侑里(鹿児島・神村学園高等部)▽バナナ部門=井元ひより・毛利美琴(熊本・慶誠高)

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