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いわき湯本温泉の新土産に… 源泉で豆洗った新作コーヒー誕生

07/22 08:59

「新たな土産物でいわき湯本温泉を盛り上げたい」と意気込む中村さん

 新しい土産物でいわき湯本温泉を盛り上げたい―。いわき市のコーヒー店「KYOTEN(きょてん)裏湯本」と「珈琲(コーヒー)焙煎所(ばいせんじょ)ぼうし」は、いわき湯本温泉の源泉でコーヒー豆を洗う「いわき湯本温泉ウォッシュド珈琲」を開発した。源泉で洗うことで生豆の余分な薄皮がはがれ、深みのあるすっきりとした味に仕上がった。KYOTEN裏湯本代表の中村幸稚さん(47)は「観光地としての魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 中村さんと、珈琲焙煎所ぼうし代表坪井敦さん(46)が共同で開発した。2人は「いわき湯本温泉」と銘打った土産物をつくろうと、コーヒーといわき湯本温泉を組み合わせた商品の開発に着手。ブラジル産の生豆を源泉で洗い、焙煎にかけて乾燥させる工程を何度も繰り返し、こだわりの味わいにたどり着くまで3カ月ほどかかった。鮮やかな色をあしらった2種類のパッケージには、英語で「いわき湯本温泉」と記載されている。

 現在はドリップパックでの販売のみだが、いずれはKYOTEN裏湯本でメニューとしても提供予定という。中村さんは「コーヒー嫌いの人でも飲みやすい味」と太鼓判を押す。商品の製造を担う坪井さんは「地元である湯本町を盛り上げるきっかけになったらいい」と話している。

 商品はKYOTEN裏湯本のほか、市内4カ所の宿泊施設の土産コーナーで取り扱っている。価格は350円(内容量10グラム)。問い合わせはKYOTEN裏湯本の公式インスタグラム(@kyoten_coffee)へ。


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