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専門外だけど…ビーチバレー全国切符 小名浜二中の2人、部員不足めげず

08/21 09:35

全国大会に向けて意気込む鈴木さん(左)と川村さん

 福島県いわき市の小名浜二中1年の川村幸(ゆき)さん(13)と鈴木新那(にいな)さん(13)が24、25の両日に愛知県碧南市で開かれるHEKINANマンモスカップ第4回全日本ビーチバレーボール中学選手権大会に出場する。「互いに励まし合いながら戦いたい」と磨き上げたコンビネーションを武器に上位進出を目指す。

 2人はバレーボールのクラブチーム小名浜西リトルチームに所属。ただ、発足間もないためメンバーが6人に満たず公式戦には出場できない。ビーチバレーは専門外だが、実戦経験を積むため7月7日に相馬市で開かれたビーチバレーの県大会に出場して優勝し、全国大会の切符を手にした。

 通常は室内での練習が多く、砂浜での練習は限られる。「砂に足を取られる」と2人が口をそろえるように、環境の違いに戸惑いはあるが、互いに小学1年生から続けているバレーボールの基礎に加え、息の合ったコンビプレーを最大の武器に大会に挑む。状況判断にたけている点も強みとしており、川村さんの母で監督の洋子さんは「相手がいない所に確実に返球できる」と分析した。

「協力して諦めず戦う」

 川村さんと鈴木さんは19日、いわき市役所に内田広之市長を表敬した。川村さんは「初めての全国大会だが、2人で楽しみたい」、鈴木さんは「協力しながら諦めずに戦う」と意気込んだ。


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