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ワタガシ「らしさ」最後まで バドミントン・ジャパンOP連覇へ決意

08/20 09:10

2人で臨む最後の大会に向けて「自分たちらしいプレーを見せたい」と意気込みを語った渡辺(左)と東野=横浜アリーナ

 バドミントンのジャパン・オープン(20日開幕)後にペアを解消する混合ダブルスの渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組=BIPROGY、富岡高卒=は19日、試合会場の横浜アリーナで前日会見に臨んだ。渡辺は「混合ダブルスを引っ張って来られたと少しは思っている。それに恥じない試合を最後にしたい」、東野は「2人で思い切り楽しんで、自分たちらしいプレーを最後まで見せたい」と意気込みを語った。

 東京五輪、パリ五輪と2大会連続で銅メダルを獲得し「ワタガシペア」の愛称で親しまれる2人は16日にペア解消を発表後、初の公の場となった。ペア解消を決めた時期について、渡辺が「東京五輪が終わった時にパリ五輪が集大成になるという感覚で2人はいた。それ(区切り)がパリ五輪が終わったというタイミングだった」と明かした。

 今後の進路については、東野が桜本絢子(29)=ヨネックス=とペアを組み、女子ダブルスに参戦すると表明し「厳しい挑戦になると思うが(4年後の)ロサンゼルス五輪を目指して頑張っていきたい」と語った。引き続き混合ダブルスで活動する方針の渡辺は「まだ見通しが立っていないところがあり、ここでお伝えすることは難しい」と新ペアなどについて明言を避けた。

 2人での最後の戦いに向けて、東野は「女子ダブルスの長いラリーや男子ダブルスの速い展開を混ぜたのが混合ダブルスだと思う。私が基本的に狙われるので一生懸命返して、勇大君に決めてもらう形を見てもらいたい」と話した。

 ジャパン・オープンは25日までで、トーナメントで争う。各種目の決勝は25日に行われ、渡辺、東野組は2連覇が懸かる。パリ五輪女子シングルスで8強入りした大堀彩(27)=トナミ運輸、富岡高卒=らも出場する予定。

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