駒大陸上競技部の藤田敦史監督(白河市出身)は25日、郡山市の郡山ヒロセ開成山陸上競技場補助競技場で行われた陸上教室で講師を務め、高校生にタイム短縮のポイントを伝えた。
高校生らの競技力向上を図る市によるトップアスリート養成教室の一環。今回は補助競技場の再オープンと、市制施行100周年を記念して行われた。
市内の高校生約75人が参加した。藤田監督はあいさつで郡山ヒロセ開成山陸上競技場について「高校時代からよく走っていた。懐かしく感じている」と語った。その上で「高校時代は5千メートルを15分切るぐらいの選手だった」という自身が、その後マラソンで当時の日本記録を樹立したことを挙げ「一人一人の可能性は十分あると思う」と激励した。
教室ではコーンを使った股関節のストレッチを指導し、「股関節の柔軟性があると、後半になってもしなやかに走ることができる」と説いた。続いてペース走を行い、藤田監督自ら高校生を先導した。