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田村の片山謙心、柔道男子90キロ級3位 高校総体

08/13 08:20

【柔道男子90キロ級準決勝】果敢に攻める片山謙心(田村)(右)=レゾナック武道スポーツセンター

 全国高校総体(インターハイ)は12日、大分市のレゾナック武道スポーツセンターなどで各競技が行われた。福島県勢は柔道の男子90キロ級で片山謙心(田村3年)が3位、男子100キロ級の我妻賢吾(同)が5位となった。ローイング女子シングルスカルでは、伊藤詩野(会津3年)が4位に入った。

 攻めの姿勢、最後まで

 攻めの姿勢を貫き、3位入賞を果たした。柔道男子90キロ級の片山謙心は、絶えず技を仕掛け続けながら次々と強敵を撃破。準決勝で惜しくも敗れ「勝てる試合だった」と悔やみながらも、自身初となるインターハイでの表彰台を喜ぶ。

 今大会に向けて、試合を見るなどして対戦相手の得意分野や特徴などの研究を重ねてきた。相手の得意な形にさせないことで、効果的な攻めを見せ、トーナメントを順調に勝ち上がった。準決勝も終了直前まで攻め続けたが、相手にうまく対応され技ありで優勢負け。「残りわずかな時間で逆転するのは難しかった」と冷静に振り返った。

 「ぎりぎりの場面で勝てなかった。技を決める力を身につけて強くなりたい」と語る17歳は、大学進学後も柔の道を歩むつもりだ。「日本一の夢を目指し続ける」。高みへの挑戦は終わらない。

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