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ふたば未来の松川・中静組が準V 高校総体バドミントン男子複

08/05 08:15

【バドミントン男子ダブルス決勝】息の合ったコンビネーションで激しいラリーを繰り広げるふたば未来の中静(左)、松川組=SAGAアリーナ

 全国高校総体(インターハイ)は4日、佐賀市のSAGAアリーナなどで各競技が行われた。福島県勢は、バドミントンで男子ダブルスの松川健大、中静悠斗(ふたば未来3年)組が準優勝、女子ダブルスの秋田まな、山北真緒(同)組が3位入賞した。バスケットボール男子の福島商は1回戦で旭川龍谷(北海道)を78―57で下し、5日に行われる2回戦に進出した。

 互角のラリーあと一歩

 互いにマッチポイントを握り合う大接戦。松川健大、中静悠斗組が臨んだバドミントン男子ダブルス決勝は、まさに死力を尽くした戦いとなった。最後の1点を奪うことができず、0―2のストレート負け。勝敗が決まった瞬間、そろってコートに倒れ込むほどに力を出し尽くした2人だったが、優勝には届かなかった。

 対戦相手は埼玉栄(埼玉)の三浦大地、稲川蓮二郎(3年)組。強敵に苦戦し、第1ゲームを19―21で落としたが「次は取り返そう」と気持ちを切り替えた。第2ゲームは互いに一歩も譲らない激しいラリーでジュースにもつれた。26―25と追い詰めたが、そこから3連続失点し、力尽きた。中静は「高校最後の大会だった。悔いが残る」と唇をかんだ。

 松川と中静は9月30日から中国で開催される世界ジュニア選手権にもダブルスで出場する。「今回の試合で、どんな小さな勝負どころでも確実に1本取る、勝ち切る力が課題だと感じた」と中静。松川が「世界ジュニアでは一戦一戦、勝ちを積み重ねていきたい」と言うと2人はうなずき合い、次の舞台に向けた成長を誓った。(石田あやめ)

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