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バド男子団体、ふたば未来が準優勝 高校総体

08/02 10:10

バドミントン男子団体決勝で敗れ、準優勝したふたば未来のメンバー=SAGAアリーナ

 最後まで諦めず、シャトルに食らい付いた。佐賀市で1日に行われた全国高校総体(インターハイ)のバドミントン男子団体で準優勝したふたば未来。主将の松川健大(3年)は「優勝できず悔しいが、力は尽くした」と銀メダルを握りしめた。

 準々決勝、準決勝と簡単な相手ではなかったが、安定感のある試合運びで勝ち進んだ。インターハイ2連覇、春(全国高校選抜大会)夏連覇を目指し、臨んだ決勝。挑むは数々の大会で戦い、互いに勝ち負けを繰り返してきた因縁の相手、埼玉栄だった。

 シングルスとダブルスの2試合を連続で奪われ、あと1試合を落とせば終了の瀬戸際に立たされた。だが、そこで屈するチームではなかった。「絶対に自分たちが勝つ」。ダブルスの松川、中静(なかしず)悠斗(3年)がラリー戦を制して1試合を返し、シングルスの川野寿真(かずま)(2年)もそれに続き、2―2とした。

 最終戦は松川が死力を尽くしたが、あと一歩及ばなかった。試合直後、肩を落とす主将の肩に手を置き、励ます仲間たち。「団体戦は悔しい結果に終わったが、まだ個人戦がある」と次の戦いに向けて気持ちを切り替えた。(江藤すず)

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