• X
  • facebook
  • line

ビル解体の梁、外側に落下が原因か 会津若松、足場倒壊事故

08/03 07:55

市道に落下したビルの梁。足場倒壊の原因になったとみられる=2日午前11時50分ごろ、会津若松市中町

 会津若松市中町のビル解体工事現場で1日に足場が倒壊した事故で、作業中にビルの梁(はり)が足場側に落下したことが原因で足場が倒壊したとみられることが2日、解体作業を請け負っていた建設会社関係者への取材で分かった。会津若松署は同日、事故現場で実況見分した。

 関係者によると、落下した梁は鉄筋コンクリート製で長さ約20メートル、重さが約30トン。解体作業では本来は梁をビルの内側に向かって落とすはずだったが、ビルの外側に落ちたという。工期内に工事を終わらせるために、梁や柱などを2メートル程度に切り分ける作業を省いて通常の10倍ほどの大きさで切り分けていたといい、関係者は「(梁が)大き過ぎた。安全管理が行き届いていなかった」と話した。

 建設会社は福島民友新聞社の取材に「けがをされた方へのおわびと、現場の復旧を最優先に対応する」などとコメントした。

 事故現場前の市道は2日も通行止めが続いた。


この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line