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地下水放射能測定で不正な報告書 中間貯蔵施設、業者が別の企業名で

08/03 07:15

 環境省福島地方環境事務所は2日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を一時保管している中間貯蔵施設(双葉町、大熊町)などで、地下水の放射能濃度測定に関する一部報告書が不正に作成されていたと発表した。同省によると、測定機器が正しく作動しているか確認する校正作業に関する報告書で、機器の設計・開発を担う業者が別の企業名を無断で使用した。

 同省は、2021年5月以降、この機器による測定値が、実際より約3割高く表示される設定になっていたことを確認。測定値は全て基準値を下回っていたため、同省は「周辺環境への悪影響はない」としている。


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