40年の歴史に幕…9月14日、最後の長沼まつり 須賀川、後継者不足で

08/28 10:45

今回最後の開催となる「長沼まつり」をPRする戸田委員長(右)と荒川さん

 須賀川市長沼地区初秋の風物詩「長沼まつり」は今年限りで幕を閉じる。最後の開催は9月14日、同地区目抜き通りの金町通りで「第38回長沼まつりFINAL(ファイナル)」として催し、有終の美を飾る。長沼まつり実行委員会の主催、福島民友新聞社などの後援。

 まつりには、地元ねぶた・ねぷた愛好会や須賀川創英館高、地元小中学校などから16団体が参加し、勇壮華麗なねぶた・ねぷた計8基が練り出す。子どもみこし、よさこい、フラダンス、踊り流しの披露なども繰り広げる。

 午後4時から、よさこい踊り、フラダンスで開幕。出陣式を同6時に行い、踊り流しや子どもみこしなどに続き、ねぶた・ねぷたは同9時半ごろまで運行する予定。

 戸田修一実行委員長は「約40年続けてきたが、後継者不足などのため、今回が最後の開催となる。これまで関わってくれた大勢の人たちに感謝の思いを込め、皆さんの記憶に残るようにぎやかに開催する。ぜひお越しいただきたい」と話した。長沼市民サービスセンターの荒川貴之地域係長も来場を呼びかけた。

 主催する長沼まつり実行委員会は2007年、第18回みんゆう県民大賞(福島民友新聞社主催)のふるさと賞を受賞している。問い合わせは同実行委員会事務局(電話0248・67・2111)へ。



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