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元巨人選手ら女子選手に指導 ジャイアンツアカデミー野球教室

09/01 09:30

コーチから指導を受ける選手たち=福島市・あづま球場
熱戦を繰り広げた選手ら

 プロ野球の読売巨人軍が運営する「ジャイアンツアカデミー」の野球教室は31日、福島市のあづま球場で開かれた。本県と東京、宮城、岩手の1都3県から集まった中学生の女子野球選手約60人が参加し、コーチ陣の指導を受けながら野球を楽しんだ。

 教室は、同日に同球場で行われた東日本大震災の被災地交流事業「女子野球フレンドリーマッチ」の一環として開催。約1時間半にわたって行われた。

 元プロ野球読売巨人軍投手の坂本工宜(こうき)コーチのほか、BAFジャイアンツアカデミーの降矢啓祐コーチ(郡山市出身)、柴優花コーチ(福島市出身)らが指導。守備練習では捕球姿勢や送球時の注意点などを伝えた。坂本コーチは「最初から上手な人はいないから、繰り返し練習することが大事」とアドバイスした。

 参加した佐藤夏音さん(下郷中3年)は「苦手だったダブルプレーを取るこつを知ることができた。これからの練習に取り入れたい」と話していた。

 4チームが試合通し交流

 東日本大震災の被災地交流事業「女子野球フレンドリーマッチ」では、中学生女子野球チームが試合を通して交流を深めた。

 フレンドリーマッチは野球教室の前に実施。本県など1都3県の4チームが七回60分制で2試合を戦った。

 福島(会津女子選抜・いわき松風ガールズ合同チーム)は岩手(オール岩手)と対戦、1―5で敗れた。福島の橋本蘭珠(らんじゅ)さん(平三中3年)は「みんなで声を出しチームで一つになって戦えた。相手チームから学ぶことが多かった」と話した。東京(城南鵬翔ク)と宮城(宮城レッドウィングス)の試合は5―0で東京が勝利した。

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