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柔道女子48キロ・半谷が「銀」、ボッチャ日本は「銅」 パリ・パラリンピック

09/06 09:15

 パリ・パラリンピック第9日の5日、柔道女子48キロ級(全盲)が行われ、4大会連続出場の半谷静香(36)=トヨタループス、いわき市出身=は決勝でウクライナの選手に一本負けし、銀メダルだった。県勢がパラリンピックの柔道でメダルを獲得するのは初めて。

 半谷は1回戦でアルゼンチン選手から縦四方固めで技ありを奪って勝利を収めると、準決勝では延長の末、トルコ選手から背負い落としで技ありを奪い、初の決勝進出を決めた。決勝では敗れたものの、ウクライナ選手を相手に最後まで攻めの姿勢を貫いた。

 半谷は東日大昌平高卒。生まれつき網膜色素変性症による弱視。パラリンピックは2012年ロンドン大会から4大会連続出場で、東京大会は5位だった。

 またボッチャのチーム(脳性まひ)で、遠藤裕美(38)=県ボッチャ協会、福島市=を擁する日本は準決勝でインドネシアに0―9で敗れたが、3位決定戦で韓国を8―3で下し、3大会連続のメダルを獲得した。遠藤は個人種目に続き、今大会二つ目の銅メダルを獲得した。

 このほか県勢は、石川優衣(27)=東京・三鷹市役所、郡山市生まれ=がメンバーの車いすバスケットボール女子の日本は、5~8位決定予備戦で英国に55―67で敗れた。陸上女子400メートル予選(視覚障害T13)には佐々木真菜(27)=東邦銀行、福島市=が出場。

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