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パラ陸上女子400・佐々木真菜「ロスへ頑張る」 東邦銀で報告会

09/13 09:05

佐藤頭取から花束を受ける佐々木(左)=福島市・東邦銀行本店

 パリ・パラリンピックの陸上女子400メートル(視覚障害T13)で7位に入賞した佐々木真菜(27)=東邦銀行、福島市=は12日、同市の東邦銀行本店で開かれた報告会に臨み「大歓声の中、落ち着いて最後まで諦めずに走り抜くことができた」とレースを振り返った。今後の目標として「メダルに届くよう4年後のロサンゼルスに向けてまた頑張りたい」と決意を述べた。

 佐々木は「(パラ初出場だった前回の)東京大会と順位は同じだったが、世界のレベルが高まる中での入賞は自信につながった」と胸を張った。トラックが紫色で、持参した三つのサングラスが合わずに見えづらい中での力走だったというエピソードも紹介した。

 一方、目標だった表彰台や57秒50の自己ベスト更新には届かなかったことを受け「心残り。フィニッシュ直後からもっと上を目指したい気持ちがあふれた」と悔しさをにじませ、「強くなって福島の皆さんに成長した姿を見せたい」と誓った。

 東邦銀行陸上競技部の吉田真希子監督は「大柄の海外選手の中でも堂々と勝負できた。チームとしても戦う準備を整えて乗り込むことができた」と話した。佐藤稔頭取は佐々木に花束を手渡し「素晴らしい結果を残してくれた。活躍は県民の力になっており、今後も期待している」とたたえた。

 佐々木は東京大会に続き2度目のパラ出場。パリ大会の決勝では予選から順位を一つ上げて7位でフィニッシュし、今季ベストの58秒35を記録した。

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