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コミュタン福島、23年度利用…初の10万人超 展示施設の更新奏功

09/09 10:45

 福島県三春町の県環境創造センター交流棟コミュタン福島の2023年度の利用者はオンライン見学を含め10万86人(前年度比2万8315人増)で、16年の開設以来初めて年間10万人を上回った。県が6日、県庁で開いた県環境審議会で報告した。

 23年度目標は8万人に設定していた。23年3月に施設を更新し、拡張現実(AR)技術などを用いてより視覚的に学べる展示内容にしたことに加え、新型コロナウイルスによる行動制限の大幅緩和も重なり、利用者が急増した。オンライン見学は21年度に導入され、23年度は2321人が利用したという。設置以降の累計利用者数は3月末時点で61万7727人。

 県はまた、災害廃棄物処理計画を策定済みの市町村は3月末現在32市町村(54・2%)で、目標の72・88%に届かなかったと報告した。

 同計画は災害ごみの発生量や仮置き場の候補地などを盛り込み、災害対応の円滑化と早期復旧を図るため、都道府県と市町村に策定が求められている。

 県は環境基本計画の目標達成に向けた各種指標を設定している。23年度の評価対象25指標のうち、目標値の70%以上に達したのは22指標(88・0%)だった。


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