「涙(なだ)そうそう」などのヒット曲で知られる歌手夏川りみさんの25周年コンサートは15日午後3時から、須賀川市文化センター大ホールで開かれる。夏川さんは福島民友新聞の取材に「前半はしっとりと、後半はみんなで楽しめる曲を集めたコンサート。沖縄の風を福島の皆さんに届けたい」と話し、来場を呼びかけている。
夏川さんは沖縄県石垣市の出身。1999年に「夕映えにゆれて」でデビューして以来、国内やアジアでのコンサートやテレビ出演などで幅広く活躍している。須賀川公演は記念ツアー「たびぐくる」(沖縄の方言で「旅の心」の意味)の一環で、オリジナル曲やカバー曲など約15曲を披露する。
「『涙そうそう』との出合いがなければ25年はなかった。あっという間の25年でした」と振り返る夏川さん。今後については「生まれ育った八重山の古典民謡のアルバムを作りたい。昔から愛されている曲を私が自分の声で残し、次世代につなげていけたら」と話す。
須賀川公演では沖縄の古典民謡でも歌声を響かせる。「生の声を聴いてもらうことが一番幸せ。皆さんの元気な顔を見ながら、コンサートで一つになりたい」と開催を心待ちにしている。
チケットは全席指定で一般7千円、小中学生2千円。同文化センターのほか、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、オフィス・ダァグ(電話03・3505・7860、平日正午~午後4時)で販売中。問い合わせはエドワードライブ(電話022・266・7555、平日午前11時~午後3時)へ。コンサートは福島中央テレビの主催、須賀川市の共催。