会津若松市のデザイナー斎藤志登美さんの個展は10月8日まで、同市の「ギャラリー清風楼」で開かれている。筆と墨汁で縁取った個性的なイラストが来場者を魅了している。入場無料。
斎藤さんは、30年以上にわたって同市を中心に活動している。會津風雅堂のロゴ作成なども手がけた。
個展では、ウサギやネコなどの動物を主題にした約20点を展示。和紙に描いた下絵に、鮮やかな色を重ねている。背景に会津木綿を合成して「会津らしさ」も表現した。斎藤さんは「手書き作品の面白さを感じてほしい」とPRしている。
個展は、会津出身の作家を支援する「あいづアーティスト応援プロジェクト」の一環。同市の福西惣兵衛商店では10月末まで、刻字作品が展示されている。問い合わせは会津美術協会の馬場泰会長(電話090・6223・9159)へ。