大正モダンを感じて...挿絵、ポスター400点　郡山市立美術館で企画展

　郡山市立美術館の企画展「大正イマジュリィの世界」は１０月２７日まで、同館で開かれている。「大正モダン」を感じさせるデザインの本や雑誌の挿絵、ポスターなど約４００点を展示している。

　イマジュリィは「イメージ図像」を意味するフランス語。企画展ではこの意味にとどまらず、大衆性の高い版画や印刷物の総称としてこの言葉を使用し、多彩なデザインやイラストを紹介している。

　大正期を代表する画家竹久夢二の美人画のほか、夏目漱石の小説「我輩は猫である」に橋口五葉が描いた挿画などの作品が並ぶ。会期中は美術講座やギャラリートーク、ミュージアムコンサートも開催する。

　観覧料は一般千円、高校・大学生と６５歳以上７００円、中学生以下と障害者手帳を持つ人は無料。時間は午前９時半～午後５時（入館は同４時半）。毎週月曜日休館（１０月１４日は開館、翌日休館）。問い合わせは同館（電話０２４・９５６・２２００）へ。イベントの日程次の通り。

　美術講座＝１０月６、２０日▽ギャラリートーク＝１０月１２日▽ミュージアムコンサート＝１０月２６日