いわき市のアクアマリンふくしまは、山や川の環境を再現した展示エリア「わくわく里山・縄文の里」に観覧通路などを設け、生き物を間近で観察できるよう刷新する。10月15日からエリアの大部分を閉鎖して改修工事に着手し、開館25周年を迎える来夏にオープン予定。アクアマリンが27日、発表した。
同エリアは2015年開設。現状は自然を再現した里山エリアに観覧通路がないため立ち入ることができず、教育効果や来館者の満足度が低いことが課題となっていた。
今回の改修では通路を設けて里山エリアへの立ち入りを可能とした上で、ネズミや爬虫(はちゅう)類、両生類、昆虫などを探して観察する「生き物発見展示エリア」を新設する。このほか、小さな子どもも安全に川遊びができる親水エリアや、水中の生き物を観察できるデッキを設ける。ガイドツアーやさまざまな体験活動も実施する。