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福島県内4選挙区、与野党対決か 各党、衆院選へ準備加速

09/30 08:07

 次期衆院選が「10月15日公示、27日投開票」で行われる見通しが高まった。県内は全4選挙区で与野党対決となることが予想され、野党側の軸となる立憲民主党が4選挙区への候補者擁立を終える一方、与党自民党は不出馬の見通しとなった現職2人の後任擁立を急ぐ方針で、週内にも決定したい考え。共産党も近く新たな候補者を擁立する見通しで、各政党は解散総選挙への準備を加速させている。

 現職の根本匠氏(73)=旧福島2区、9期=が引退を表明した福島2区。自民県連は30日に選対会議を開き、後任の具体的な調整に入る。立民は現職玄葉光一郎氏(60)=旧福島3区、10期=が出馬を予定しており、自民県連は根本氏の長男で弁護士の拓氏(38)を軸に後任選定を進める。このほかに共産党県南地区副委員長の新人丸本由美子氏(62)、会社役員の新人高橋翔氏(36)が出馬を表明している。

 同様に自民現職の吉野正芳氏(76)=旧福島5区、8期=が引退の意向を固めている福島4区は、後任として元県議の坂本竜太郎氏(44)の名前が挙がる。自民県連は30日にも予定される吉野氏の引退表明を待ち、具体的な調整に入る。福島2区とともに週内には人選を終えたい考えだ。立民は18日に会社役員の斎藤裕喜氏(45)の公認を決めており、共産党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(44)を含めた新人3人の争いが予想される。

 福島1区は与野党の現職同士の顔合わせとなりそう。立民は金子恵美氏(59)=旧福島1区、3期、自民は亀岡偉民氏(69)=比例東北、5期=の一騎打ちが見込まれている。

 福島3区は、立民の小熊慎司氏(56)=旧福島4区、4期=と自民の菅家一郎氏(69)=比例東北、4期=の両現職が立候補の見通しとなっているほか、30日には共産が新たな候補者の擁立を発表する見通しで、3人による戦いが濃厚だ。

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