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福島U完敗 パス封じられ、讃岐に1-4 サッカーJ3

10/03 08:15

【讃岐―福島】後半1分にチーム唯一の得点を挙げた福島のFW塩浜=Pikaraスタジアム(福島ユナイテッドFC提供)

 【サッカーJ3第25節】福島ユナイテッドFCは2日、アウェーのPikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦し、1―4で敗れた。通算成績は13勝4分け13敗で、順位は6位を維持した。次戦は6日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で14位のFC岐阜と対戦する。午後1時開始予定。

 【評】福島は特長とするパスサッカーを封じられ、4失点で完敗した。開始早々に先制を許し、前半16分にはカウンターで追加点を献上。反撃は後半1分、FW森が左サイドを突破して折り返しのボールからゴール前で混戦となり、最後はFW塩浜が右足で押し込んだ。しかし、その後は守備の隙をつかれて失点を重ね、反撃の勢いはしぼんだ。(小野原裕一)

 序盤の失点痛恨

 福島が下位の讃岐に完敗を喫した。終始主導権を握られ、重ねた失点は4。前節から先発8人を入れ替えて臨んだ寺田周平監督は「もっとフレッシュな選手が躍動する展開に持っていきたかった」と肩を落とした。

 讃岐の術中にはまる結果となった。パスワークからDF陣の裏を狙おうと前のめりになる福島に対し、讃岐はカウンターで対抗。序盤の2失点で勝機をしぼませることとなり、FW塩浜遼は「前半の早い時間での失点はあってはならない」と自戒を込めた。

 唯一の収穫は後半の得点シーン。FW森晃太が左サイドを脅かすと、ゴール前に詰めていた塩浜が右足で押し込んだ。一時は試合を盛り返す展開となったが、塩浜は「追加点が取れていれば違った」と振り返った。

 J2昇格を懸けた勝負の秋を迎えており、痛い取りこぼしとなった。「今日の敗戦を薬にして勝てるようにしたい」と指揮官。福島がJ2昇格争いに挑むため、覚悟が問われる一戦が続く。

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