県南で初、水素トラック 矢吹・丸永運送、15日から運行

10/12 08:00

導入された水素燃料電池小型トラック

 丸永運送(矢吹町)は、県南地域では初めてとなる「水素燃料電池小型トラック」を導入し、15日から運行を開始する。同町で11日、納車式を行った。

 同社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発助成事業として本県で実施される同トラックの実装検証に参画。導入した同トラックは1台で、最大積載量2650キロ、燃料は圧縮水素、航続距離約260キロとなっている。

 水素を活用しタイヤ製造を行う住友ゴム工業白河工場(白河市)の原材料などを運ぶ専属車として、白河―郡山を中心に運行する。

 北畠修司社長は「脱炭素社会に向けて、重要な水素普及の一助となれるように努めたい」と話した。

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