郡山30代男性、なりすまし400万円被害　警察官名乗る男から電話

　郡山市の３０代男性から、警察官を名乗る男に約４００万円をだまし取られたと郡山署に届け出があった。同署は「なりすまし」詐欺事件とみて調べている。同署によると、１０日正午ごろ～午後２時の間、男性のスマートフォンに警視庁の警察官を名乗る男から電話があり「あなた名義の銀行口座が詐欺に使われたようだ。あなたを取り調べる必要がある」と言われ、その後ＬＩＮＥ（ライン）での通話などを要求された。

　ラインのビデオ通話機能などを使用して通話していると、相手から警察手帳のようなものを見せられた。その上で「口座に金を振り込むことで、あなたの資産が犯罪収益と関連があるか確認できる」と言われた。

　話を信じた男性は相手の指示通り、指定された金融機関の口座に計約４００万円を振り込んだ。不審に思った男性は１０日に郡山署に相談し、発覚した。