自民党県連会長を務める前衆院議員の亀岡偉民氏(69)=5期=が衆院選福島1区で落選したことを受け、県連会長が交代する見通しになった。関係者への取材で27日、分かった。会長職は国会議員が務める慣例があり、後任は現職参院議員を軸に検討が進むとみられる。
亀岡氏は報道陣の取材に「県連会長として責任の重みを痛感している。本当に多くの仲間を失うことになってしまい、おわびを申し上げるしかない」と述べた。会長職については「(県連の)皆さんと話し合って、しっかりと決めていく」とした。
県連は「5議席維持」を目標としていたが、亀岡氏自身の落選に加え、他の公認候補と県連の支援を受けた無所属候補の計4人も「政治とカネ」の問題による逆風で苦戦を強いられた。次期会長にとって、党勢の立て直しが喫緊の課題になる。