福島民友新聞社杯2024県中学校新人女子ソフトボール大会は最終日の27日、相馬市の相馬光陽ソフトボール場で準決勝と決勝が行われた。決勝で田島・湯川・檜枝岐(会津)が郡山七(県中)を3―2で破り、初優勝を果たした。3位は明健(県中)、須賀川二・三春(同)だった。
大会には、県内から16チームが出場した。田島・湯川・檜枝岐は来年5月に山形県で開かれる第35回東北中学校男女選抜ソフトボール大会への出場権を得た。
表彰式では、県ソフトボール協会の広川美喜子副会長が選手に賞状などを手渡した。
県ソフトボール協会の主催、福島民友新聞社の共催、相双ソフトボール協会、相馬市ソフトボール協会の主管、県、県スポーツ協会、相馬市、市教委、市スポーツ協会の後援、ナガセケンコーの協賛。
▽準決勝
田島・湯川・檜枝岐 7―0 明健 (六回コールド)
郡山七 6―5 須賀川二・三春 (六回時間切れ)
▽決勝
田島・湯川・檜枝岐 3―2 郡山七
弓田、頂点導く好投
決勝を1人で投げ抜いた田島・湯川・檜枝岐の弓田萌結(めい)(田島1年)は「みんなが頑張っている姿を見て吹っ切れた。最後の最後にいい投球ができた」と笑顔がはじけた。
三回まで1人も塁に出さない完璧な投球だった。1点を先行して迎えた四回、四球で先頭打者の出塁を許し、同点に追い付かれた。重苦しい雰囲気が漂ったが、チームは六回に3者連続安打で2点をもぎ取り、勝ち越しに成功。遊撃手の星陽向(ひなた)(檜枝岐2年)の好守備にも助けられ、弓田は「私も頑張らないと」と気持ちを前に向けることができたという。
終わってみれば、7回2失点、10奪三振の好投だった。「もっと直球を磨いて、みんなで東北大会の決勝に行きたい」と弓田は次の目標を掲げた。