憲法改正の必要性についてさまざまな論議があるなか、戦争放棄を定めた9条の成立過程を理解するのに、うってつけの一冊と言える。 著者は、既刊の「マッカーサーと幣原総理 憲法九条の発案者はどちらか」(大学教育出版)で、9条は当時首相だった幣原喜重郎が発案し、マッカーサー連合国軍最高司令官に秘密裏に依頼したものだったと論証している。本書はこれをベースに、太平洋戦争末期から憲法が公布されるまでの間、関わ...
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