福島県は18日、鳥インフルエンザへの感染が確認された福島市松川町の野生のオオハクチョウについて、詳しく検査した結果、感染力が強い高病原性(H5亜型)が検出されたと発表した。
県内で高病原性の検出は今年2例目。オオハクチョウは13日に衰弱した状態で見つかり、同日中に死んだ。環境省は発見場所から半径10キロを野鳥監視重点区域に設定しており、高病原性と判明したことから設定期間を12月11日まで継続する。県は周辺の監視体制を強化している。
鳥インフルエンザは、死んでいる野鳥との濃密な接触など、特殊な場合を除いて人には感染しないと考えられており、県は冷静な行動を呼びかけている。周辺で死んでいる野鳥などを見つけた場合は、県や市に連絡するよう求めている。