来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだヘビの縁起物作りが、福島県郡山市西田町の高柴デコ屋敷で最盛期を迎えている。
創業300年余りのデコ屋敷本家大黒屋では、21代目の橋本彰一さん(49)らが昔ながらの製法を守りながら、6月から徐々に作業を進めてきた。
下地に真っ白い胡粉(ごふん)が塗られた張り子に繊細な筆さばきで色付け。口を開け小判を抱きかかえるヘビが、伝統の技でかわいらしい縁起物に仕上げられていた。
橋本さんは「白ヘビは弁天様の使いとされ、金運が皆さんに良くなるようにと制作してます」と話した。
作業は来年1月いっぱいまで続けられ、店舗や通販サイトで販売される。