福島県は22日、県が発注した福島空港の土木工事の入札で業者に情報を漏らしたとして起訴された県会津若松建設事務所の男性主査(43)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付で、福島空港の入札を巡る県職員の懲戒処分は3人目。
県によると、男性主査は2022年3月9日に県が入札を行った土木工事を巡り、石川町の土木会社「志賀建設」の従業員に設計金額を漏らしたとして、今月1日に公契約関係競売入札妨害の罪で起訴された。入札が行われた当時は福島空港事務所建設課の主査だった。県の聞き取りに対し「重大な不祥事を起こしてしまい、深く反省している」と話したという。本年度、懲戒処分を受けた県職員は7人となった。県はこのほか、当時の福島空港事務所の所長と業務担当次長を書面訓告とした。