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下総から奥州の名族へ 岡田清一著「相馬一族の中世」

2025/02/01 14:00

  • 有料記事
吉川弘文館・2090円

 相馬一族は、鎌倉初期から明治維新まで約700年間、浜通り北部などを領有した武家である。一地域にとどまった長さは武家では屈指。まさに奥州の名族。家名を冠した南相馬、相馬両市などでは今も毎年、祭事「相馬野馬追」が行われている。  さらに、もっと詳しいことが知りたい―と言う人にお勧めなのが本書。鎌倉幕府が成立する1180年代、今の千葉・茨城県境付近の「相馬郡」を支配する武士として歴史に登場し、その後...

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