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クマ被害発生のあづま運動公園、8月9日に一部再開へ 音楽や爆竹で対策

2025/08/08 07:50

 観光客がクマに襲われたことを受け、1日から閉園が続くあづま総合運動公園(福島市)について、県は9日、あづま球場やとうほう・みんなのスタジアム(陸上競技場)、あづま総合体育館などがある西側エリアに限り再開園する。クマによる負傷者が出た市民家園などがある東側エリアの再開時期は未定。

 西側エリアの再開園は1日以降、公園内の全域でクマが目撃されていないことを踏まえて決めた。西側には陸上競技場など人が集まる施設が多く、クマが出る危険性が低いことも考慮した。

 東側エリアは見通しをよくするため除草を進めており、完了後に再開園を検討する。

 県はクマによる負傷者が出てから、公園内で音楽を流しているほか、荒川沿いで1日2回爆竹を鳴らすなどの対策を講じている。公園を一部再開する9日以降は、爆竹を鳴らす回数を1日3回に増やすなど対策を強化する方針だ。

 試合会場の変更も

 本県で9~11日に開催される全日本クラブ野球選手権東北大会は、あづま球場で予定していた9試合の会場が変更される。クマの出没で同球場を使用できるかどうか不透明だったため変更を決めた。9、10日の計6試合はエフコム大泉球場(伊達市)、11日の3試合はしらさわグリーンパーク(本宮市)で行われる。JABA県野球協会が7日、発表した。

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