観光客がクマに襲われたことを受け、1日から閉園していたあづま総合運動公園(福島市)は9日、あづま球場やあづま総合体育館などがある西側エリアに限って再開園した。
この日はテニスコート、体育館などの利用者や、園内を散策する人などが訪れた。軟式テニスを楽しんだ福島市の男性会社員(32)は「いつも利用しているので、再開園はうれしい。対策も取られているようなので安心している」と話した。
再開園に向け、西側エリアの荒川沿いにクマへの注意を呼びかける看板が設置された。このほか、1日3回爆竹を鳴らすなど、クマを追い払う対策も実施する。
観光客がクマに襲われた市民家園などがある東側エリアは閉園を継続し、下草刈りをして見通しを良くした後に再開園する予定。