文化地理学者の横山智さんによれば、大豆を発酵させてつくる納豆はアジア各地に存在する。しかし、日本のようにご飯にかけ、おかずのようにして食べるのはまれなケースという ▼高温多湿な東南アジアなどでは、発酵が進みすぎないように潰(つぶ)してせんべい状にし、調味料として使っている。日本の納豆食文化は、気候やしょうゆの原型となる調味料が先に発達していたことなどが重なり形成されたそうだ(「納豆の食文化誌」農...
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