カルビー(東京都)は27日、末廣酒造(会津若松市)の純米酒「あまいすえひろ」に合う商品として開発した「堅あげポテト あさりの酒蒸しバター仕立て」を数量限定で発売する。若年層に人気が高い堅あげポテトと組み合わせることで20~30代が日本酒を飲むきっかけをつくろうと企画した。
カルビーが県と連携し、地域課題の解決を目指す取り組みの一つ。カルビーによると、同じく若者向けに甘さを追求し、飲みやすく仕上げられた「あまいすえひろ」との相性などを重視して商品開発した。磯の香りが引き立つアサリの酒蒸しの味わいと、ほんのりとしたバターの風味を楽しめるのが特徴。味は4種類の候補の中から、県や県内酒蔵、県酒造組合も参加した選考会を経て選ばれた。
カルビーの伊藤秀二シニアアドバイザー(福島市出身)、末廣酒造の新城大輝社長らが県庁を訪れ、内堀雅雄知事に商品発売を報告した。試食した内堀知事は「かむたびにアサリの香りとバターの味が広がる。これを入り口に日本酒を飲んでもらえるとうれしい」と語った。県酒造組合の渡部謙一会長が同行した。県内のほか宮城、山形両県のスーパーやコンビニなどで販売する。オープン価格で想定価格は190円前後。
