東京電力福島第1原発事故から14年8カ月、止まっていた時計の針が動き出した。双葉町の一部地域で特定帰還居住区域の立ち入り規制が緩和された4日、下長塚行政区長の福田猛雄(たけお)さん(72)=相馬市に避難=は解体中の自宅を訪れた。「解体が終われば花壇をつくって花を植え、少しでもにぎやかにしたいんだ」。これまでバリケード越しに眺めてきた自宅を前に帰還への思いが込み上げた。 「今度は自分の好きな時間に...
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