日本テニス協会は13日、女子の大坂なおみ(フリー)と男子の錦織圭(ユニクロ)がパリ五輪のシングルス出場権を獲得したと発表した。国際テニス連盟(ITF)から通知があり、2人とも日本協会に出場の意向を示した。
大坂は開会式で聖火台への点火者を務めた2021年東京大会から2大会連続。錦織は08年北京大会から5大会連続の五輪で、杉山愛を抜いて日本勢単独最多となった。シングルスの五輪出場権は10日付世界ランキングで男女共に各国・地域4人を上限に上位56選手に優先的に付与される。
日本協会によると125位の大坂は出産した選手に対する特別ランキングを使っての出場か、四大大会優勝者が対象のITF枠での出場を選択でき、本人はITF枠での出場を希望した。286位の錦織は負傷した選手に対する公傷制度が適用された。
今後、けがによる辞退やツアー優先のための欠場が出た場合は圏外の日本選手が繰り上がる可能性がある。この時点でダブルスの出場圏内に入った選手はいなかった。