ぴあ総研は18日、2023年の音楽や演劇などのチケットの推計販売額に基づく「ライブ・エンタテインメント市場規模」が新型コロナウイルス禍前を超え、6857億円と過去最高を更新したと発表した。前年比21・3%増で、19年比でも8・9%増だった。
新型コロナの感染症法上の位置付けが5類へ引き下げられて人の動きが活発化したことに加え、首都圏に大規模なライブ会場が増えたことやチケットの単価の上昇も影響したという。
ぴあ総研は、30年には7360億円まで市場規模が拡大する可能性もあるとみている。
コロナ禍の20年には多くの公演が中止を余儀なくされ、市場規模は1106億円にまで縮小していた。