パリ五輪のレスリング女子53キロ級代表の藤波朱理(日体大)が23日、出身地の三重県四日市市で壮行会に臨み「私自身が五輪を見て夢をもらった。今度は自分がそういったものを与えたい。金メダルを目指す」と抱負を述べた。
133連勝中で20歳の藤波は優勝候補に挙がる。3月に手術した左肘は順調に回復し、2週間後にはサポーターなどを外す見込みだという。「完全に治ったと言ってもいいくらいだと思う。もう怖さはゼロになった。最高の準備をしてパリに臨む」と不安を払拭した。
地元を訪れるのは五輪前最後の機会。在籍したレスリングクラブの子どもらからも激励を受け「パワーをもらうことができた」と喜んだ。