【パリ共同】1894年にピエール・ド・クーベルタン男爵の提唱で近代五輪の開催を決めたパリ・ソルボンヌ大の劇場で23日、来月26日開幕のパリ五輪を控えて記念コンサートが行われた。参加者らは「平和の祭典」創設に尽力した男爵の功績に思いをはせた。
出席した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は壇上でスピーチし、平和への貢献として近代五輪の創設を提案したクーベルタンを称賛し「パリ五輪が全人類にとって団結と平和の象徴となることを彼も喜んでいるでしょう」と強調した。パリ五輪組織委員会のエスタンゲ会長らも参加した。