東京マラソン財団は24日、東京都内で理事会を開き、来年3月2日の次回大会で一般ランナーの性別の選択肢に、性自認が男女どちらでもない「ノンバイナリー」を追加することを決めた。参加者の多様化するニーズに応えるためで、国内屈指の大規模レースで先進的な取り組みとなる。
東京マラソンは世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」の一つ。財団によると、ボストンなど海外のWMMでは既にノンバイナリー枠が導入されている。国内では市民レースで設けられた例があり、今年8月の北海道マラソンでは性別、年齢などを区別しての出場を望まない「オープンの部」が新設された。